スタッドレスタイヤの交換時期や評判、価格や安い時期について

スタッドレスタイヤ

毎年、恒例のように11月に入ると、各日本のタイヤメーカーがこぞってスタッドレスタイヤのテレビコマーシャルを始めます。このCMだけで商品を判断するのは難しい物です。

実際店舗にいって店員さんに聞くのが一番なのでしょうけどね~。スタッドレスタイヤに限らず、夏タイヤも店員さんに言われるがままではなく、自分の目で納得がいくものを購入するようにした方が一番です。

ここでは、スタッドレスタイヤの価格や評判をご紹介します。

目次

スタッドレスタイヤの特徴

スタッドレスタイヤの特徴

スタッドレスタイヤはすでに定着している名前ですが、スタッドレス=スタッドがないタイヤと言う意味になります。スタッドと言うのはなんぞや?と言う方も多いことでしょう。

今ではスタッドレスタイヤが冬用タイヤを占めていますが、以前はタイヤに鋲が打たれているタイヤが主流でした。鋲=スタッドと言う事です。いわゆるスパイクタイヤというものが、メインで使われていました。

この鋲をつけたタイヤは凍った路面でも鋲が凍りを割りながらかき分け走るのが特徴でしが、雪や氷が少なくなってくると鋲がアスファルトを削り粉じんを巻き起こす原因を作り健康被害の観点から鋲をなくしたタイヤの開発が急務になって行きます。

そこで、開発されたのが、スタッドレスタイヤと言う訳です。スタッドレスタイヤの特徴としては

  1. 夏用タイヤよりもゴムの材質が柔らかい
  2. タイヤのブロック部は溝が深くなっています。このブロック一つ一つにサイプ(切れ溝)が施されています。
  3. ブロックで雪を踏み固めて、ブロックの角で踏み固められた雪をかいて進みます。
  4. サイプがあることでタイヤのしなやかさが増して、摩擦力をあげる効果があります。

この4点がスタッドレスタイヤの特徴と言えます。

スタッドレスタイヤの交換時期と寿命について

スタッドレスタイヤの交換時期

スタッドレスタイヤを数年前に購入して毎年車に取り付けて冬場を過ごしている方も多い事でしょう。まだ溝があるから大丈夫と思っていたら大間違いです。タイヤにも経年劣化があり、保存状態では極端に短くなったりもします。

スタッドレスタイヤには、夏用タイヤと同じような側面に矢印が付いています。矢印の先にあるのがプラットホームと呼ばれるサインです。プラットホームがタイヤのブロック部と同じくらいになった場合には溝が50%になっていると言うサインです。

このサインが露出した場合は、雪道ではスタッドレスタイヤとしての機能は発揮できません。スタッドレスタイヤとしては交換になります。

但し、夏用タイヤとして使用する場合には溝の深さが1.6mmになるまでは走行は可能です。プラットホームが露出する前に交換しておいた方が無難でしょう。

タイヤの寿命

経年劣化による寿命では、スタッドレスタイヤには特殊配合のゴムが使用されており、年々その柔らかさを失っていきます。タイヤのゴムが硬化するとスタッドレスタイヤの機能は十分に発揮されません。

個人でスタッドレスタイヤを保管する場合は、日光や雨を直接当たらない場所に保管することで寿命を維持できる可能性が出てきます。

タイヤのサイド部に英数字が書かれています「JNN3215」などと書かれている場合は製造年が2015年の32週目に作られた事がわかります。

基本的なスタッドレスタイヤの寿命は3~4年と言う事ですから、この場合のタイヤでは2018年~2019年までは使用することが可能であると推測されます。

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スタッドレスタイヤの選び方や注意点

スタッドレスタイヤを購入する際に気をつけなければならないのが「吸水性」です。日本の雪は水分を多く含んでいるので車が通った後は道路がビチャビチャになっています。この水分をスタッドレスタイヤがいかに取り込んでいかに排水するかが大きな問題になってくるのです。

ヨーロッパなどでは雪の水分が少ないために日本のように水びたしになることが少ないために、日本のスタッドレスタイヤとは若干違う構造になっています。

雪道に慣れていない方や女性や高齢者の方は日本の国内メーカーのスタッドレスタイヤの方が日本の雪質とあっているので使い勝手や車の挙動は安定方向にあります。

しかし海外メーカーの場合は雪質の水分の事を考えていないために、日本で使用する場合には、思わぬところでスリップしたり、制動が悪かったりします。

運転に自信があっても基本的には止まれなければ車は危険です。スタッドレスタイヤを購入する際は、安心料が入っていて値段が高い国産か・不安定要素があるが安い海外メーカーを選ぶかになります。

スタッドレスタイヤの価格について

スタッドレスタイヤの価格

スタッドレスタイヤの価格は安い物と高いものでは3倍位の違いがあります。節約を考えれば安い物を選びたくなりますし「これで十分」という意見もあるでしょう。

ですがそういったタイヤは「圧雪にはそれなりに効くがアイスバーンでは無力」などの弱点があるものです。

冬道で怖いのは雪道よりもアイスバーンです。雪国のドライバーに評判が良いものは大抵は価格が高い物ですが、価格が高いスタッドレスタイヤは良いゴムを使いパターンなども研究されているので、アイスバーンにも効き目がある物が多いです。

それを考えてスタッドレスタイヤを選ぶ場合は、雪国のドライバーの評判がある程度参考になるでしょう。

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安く買える時期について

スタッドレスタイヤを安く購入できる時期は?と確かに思ってしまいます。スキー用品などはシーズン終了後にセールを行ったりしています。

タイヤの場合はシーズン終了後にセールを行う事はまずありえません。スタッドレスタイヤは基本的には売り切れ御免!と言う訳ではありませんが、ある程度の予想数量で生産されていますので、春先に売れ残ったのは安いだろうと言う事にはなりません。

ではいつごろか?メーカーによっては9月~10月にかけて早期予約割引を行っています。この時に予約を入れると20%OFFの割引で購入が可能になります。

また雪が少ない都市部では11月では雪はまず考えられないので、購入者も少ない半面、メーカーサイドは製造をフル稼働になって行きます。

11月ごろになると新商品スタッドレスタイヤが店頭を飾りますので、メーカーやブランドは選び放題で購入することが可能です。

結果、早期購入予約をするか、店頭に並び始めた時が購入時になります。

スタッドレスタイヤの評判を見るなら…

スタッドレスタイヤ 評判

スタッドレスタイヤを選ぶ時、そのタイヤの評判が選択の目安になる事もあるでしょうが、スタッドレスタイヤの評判というのは一概に参考には出来ない面もあります。

例えば同じタイヤであっても【雪の少ない地方に住む方】と【東北など豪雪地帯に住む方】とではまるで評価が変わる場合があるからです。

スタッドレスタイヤの評判を見るときは、自分が利用する環境と近い評判」を参考にするようにしましょう。

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