スズキ ハスラーのオフロードタイヤ仕様がついに登場しました。
本気すぎるスズキのSUV機能が搭載されています。
基本性能だけでなく、コストがかかる制御システムを搭載していて、本領を発揮しています。
ハスラーのオフロード仕様化はタイヤが肝!
人気のハスラーの4WDのタイヤ設定はラジアルタイヤの165/60R15のタイヤが全車標準装備されています。
「標準タイヤでは、せっかくの4WDが活かされないのでは?」「オフロード用のタイヤを装着すれば良いのでは?」と誰もが思うかもしれませんが、この165/60R15サイズにはオフロードタイヤの設定がどのタイヤメーカーにも存在しないのです。
ではハスラー4WDのオフロード化は出来ないのか?と言う事になりそうですが、世の中探せばある物なのです。そこで登場するのがラリー用のタイヤです。
ラリー用のタイヤにはいろいろなサイズ設定があるので、ハスラーに合うサイズも当然存在します。それがダンロップから出ている「SP SPORT 83-R」です。
タイヤサイズは175/70R13になりますが、ただ直径が若干大きめなので、スピードメーターに狂いが出るか出ないかのギリギリだとは感じます。ラリー用のタイヤですから当然ブロックデザインが大きくなるので、かなりオフロード感は出ると思います。
気になる点は、ラリー用タイヤはコンパウンドが柔らかい為に、摩擦係数が高く燃費が悪くなる傾向があります。またブロックデザインが大きい為にロードノイズはかなり大きくなる事は確かですね。
ハスラーの4WD仕様を購入したらちょこっとしたオフロード感を味わいたいですからこの様なタイヤを入れてもありではないでしょうか。
オフロードタイヤがオススメされる理由とは?
オフロードタイヤと言うと、4WD用タイヤがすぐに思い浮かびますが、スズキ ハスラーのオフロードタイヤ仕様は、ラリータイヤに目を付けました。
インチアップとは正反対の考えをとっていて、コントロール性を高めるためにタイヤの面圧を高めて幅が狭いタイヤを使用しています。
また、標準では17インチのところを15インチのタイヤを使用しています。ダンロップのラリータイヤに175/70R13があり、外径が582mmあるので、非常に長寿タイヤになっています。
ハスラーは、スタンバイ式の簡易四駆なので、すぐにスタックしそうになりますが、オフロードタイヤ仕様の場合、それなりに良く走ってくれます。
スポンサーリンク
p>
スズキ ハスラーの乗り心地は?
スズキ ハスラーのオフロードタイヤ仕様は、オフロード走行を視野に入れてセッティングされているので、一般道での上質な乗り味を実現しています。
ロールは比較的大きいのですが、アブソーバーのストローク幅があるのでしっかり沈み込みます。キャビンの傾きがうまく吸収されるので、路面の凸凹は細かく反応しません。
「ヒルディセントコントロールの有無」が重要!
ヒルディセントコントロールって何?と言う方も中にはいるでしょう。急な下り坂でブレーキ頻度を多くすると、ペーパーロック現象やフェード現象を引き起こしてブレーキが効かなくなってしまいます。そこで登場するのがこの「ヒルディセントコントロール」です。
これは基本的にヒルディセントコントロールのボタンをONにする事で急な斜面でも一定の低速度で走る事が出来ます。
この時には、ドライバーはハンドル操作だけで、アクセル・ブレーキは使用しません。雪道の下り坂やちょっとしたオフロードの下りなどでは有効的に使用できます。
このシステムがハスラーに装備されています。
但しAグレードには、装備されていないので注意しましょう。ハスラーに装備されているヒルディセントコントロールは下りで使用した場合には7km/hの速度で坂を下りる事ができます。
このシステムが付いているだけで、ハスラーの安全面が大きく変わってきます。ただし、このヒルディセントコントロールも万能ではなく、長時間使用するとやはりブレーキの効きが悪くなるようですから、使用方法は限定的になる可能性もあります。